コケが多く生育している場所への防草シートの効果は?
住宅の裏などの一年中日当たりが悪い場所には、コケが生息しているケースが多いです。
このコケを対象とした除草剤というのも余り数多くの種類はありませんし、通常の除草剤では効果を示さない場合が殆どです。
ごく少数ですが、一種類のコケに対しては良く効くといった駆除剤はあります。
意外とコケは、雑草以上に根絶が難しい植物なのです。
(ここでいうコケは、ゼニゴケやイシクラゲ、地衣類、その他コケ全般をいっています)
雑草のように放っておいても膝丈まで伸びてボサボサになるということもありませんが・・。
さて、このコケが生えている場所に、防草シートを敷くことでコケを防げるのか?ということですが
単刀直入に言いますと、
「NO!」
です。防げません。
コケは、湿気のあるジメジメした場所、日当たりがあまり良くない場所を好みます。
そこへ防草シートを敷いたとしてもシートの上にいづれ広がってきてしまいます。
他の植物のように根を十分に張るための土を必要としませんから、防草シートの上に溜まった僅かな砂埃でも水と日陰があれば生息できてしまいます。
また、コケの生息しやすい環境で使用すると防草シート自体が緑色の藻で色付くこともあります。
様々なタイプのコケ(藻も含む)があります。
コケを防ぐ方法は?
ではどうすれば良いのかということになりますが、住宅を低くして日が射すようにようにするといったことは不可能ですから、その場所の水はけを良くしてコケが生育するのに最適ではない状態にすることが必要になります。
どういうことかと言いますと、造園や土木工事の場合には水勾配をつける、水はけのよい土に入れ替えるなどの方法がとられているようです。土が湿ったままの状態にならないようにするということです。
その上で、雑草を防ぐために防草シートを敷くということが、防草シートにとっても本来の機能を発揮できるかと思います。
また、コケ事態を駆除したい場合に使用できるアイテムもご紹介致します。
天然成分から作られているので、化学薬品ほど強い効果はありませんが、安心して使用できると人気です。
庭でグチャグチャしている黒い物体・・・イシクラゲにも効果があります!
→コケそうじ 2L(濃縮液)
農業の現場では抗菌防草シートが使われることがある
他の事例です。農業の花生産の現場などでは、コケや藻の繁殖から菌が生産物の花へ悪影響を及ぼし病気になることもあるので、
抗菌剤の加工がされた防草シートが使用されているケースもあります。
価格は勿論その分高価になりますが。
最後になりますが、コケは滑りやすくなるといったことで通路では注意が必要ですが、
それ以外の一般の住宅周囲であれば、雑草が伸びたように視界を遮る、害虫がわくなどの心配も無いので、
上手く防除しながら付き合っていくのも一つの方法かと思います。
コケの駆除に使える天然成分の駆除剤
コケを駆除したい場合に使われている天然成分の駆除剤があります。
※防草シートの上に生えているコケには試しておりません。